普段仲良くない妹を祖母から守ろうとした犬1の数少ないエピソード

一枚絵
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 前回の記事、「オナラを身体に溜め込むのは良くないよ。でもジェンガの時にやるとえらいことになったよ」のえらいことになった部分を思い出して描いた四コマです。

前回のオナラ溜め込むの身体に悪いけど、真剣な勝負の際にはやめておこうの話。


 前提。

 昔は妹とは仲良くなかったです。長子である犬1が妹に嫉妬してやっかみやっかみしていたので、好かれることはなかったです。
 そもそも嫌がる妹に『スマブラ』や『ポケモンコロシアム』をやらせて犬1の勝ち~とか幼稚園時代の妹に九九覚えさせそうとして嫌がられることばかりしていたので、好かれる要素など一切ありません。
 小学校時代の犬1はクソで、妹が親や周りから可愛い可愛いいい子いい子、本を読むなんて頭が賢い扱いでしたので、犬はそれ見て嫉妬して妹に対抗しようと敵対心バリバリの嫌な奴でした。それは家、学校、そして祖母宅もずっとです。

 一ヶ月か何週間に一度かよく祖母の家に私たち二人でよく泊まりに行っていました。
 泊まりに行くものの妹は祖母がちょっと苦手でした。祖母が大きな声の断定口調でハキハキ物事を言うタイプなのかもしれません。明るく楽しい祖母ですが、朝ごはんだけはやたらと大量に食事を出すのでそこが苦しかったせいかもしれません。
 とにかく何が原因か分かりませんが、泊まりの時の妹は物静かなものでした。
 逆に私はよく騒ぐし何するにしてもうるさいクソガキ中のクソガキなのに、祖母にとってはどう見えていたのか「元気でわんぱくな孫」とでも見えていたのか。犬1は大したことをしていないのにやたら褒められていたような思い出があります。
 だから泊まり中の犬1にとっては祖母宅はむっちゃ褒めてくれる場所で唯一妹に勝てる場所と認識していました(クソ性格悪い)。

 で、ここでようやく四コマの話に。本題。

 祖母がちょい苦手な妹。祖母宅でなんかやたら褒められて得意げなクソガキ(犬1)。なんかよく犬を褒めてくれる祖母の三人で、夕食後ジェンガで遊んでいました。罰ゲームは肩たたき。
 ジェンガ積み上げて、そこから木の棒抜き取って……を慎重に繰り返していました。妹のターンがきて触ろうとした瞬間に、爆音。畳が揺れる。崩れるジェンガ。祖母の豪快な笑い声。そして広がる悪臭。
 祖母が溜め込んだ屁をぶっ放したんですね。
 音はそりゃもう凄まじい。風呂場の床にお尻つけて放屁したのと同じくらいの音の大きさ。
 畳が揺れたのは、音の振動なのか屁の振動か分かりません。でも感じた。
 それで祖母が言うんですわ、「(犬1妹)の負けや!!!」って。
 わたしは咄嗟に祖母に反抗しましたね。流石に妹が可哀想過ぎて。妹、隣で絶句していましたしね。
 だから私が代わりに戦って「ズルや! 屁で倒したんや!!!」て弁護して、祖母が反論。「でも妹のターンで倒れたから、ルール上では妹の負けや!」とずっと言い合いしていました。
 結果は妹守れず祖母の屁理屈に負けました。やっぱ歴史が違うわ。
 でもその時になんか思ったのは自分は犬1宅で一番最初に生まれたやつなんだから妹守らなきゃいかんよなあってそういう事に気付けました。でもまあ馬鹿だし嫉妬深いしそのくせ頑固の意地っ張りのクソ野郎なので行動になかなかうつせていませんが。

 今は妹とは普通です。普通に一緒にご飯食べるし(実家)喋るし、あれだ妹の好きなもの知っています。ジャニーズの『sixtones』。

 でも今思えば。
 オカンが昔に「妹はあんたが時々長子らしいところするところ好きらしいで」とか私に教えていました。その時の犬がその言葉の意味をちゃんと理解していたらなと。
 今頃になって、昔何かもっとああすればよかったこうすればよかった、と思います。

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